車の運転をするまえにトラネキサム酸を飲んでも大丈夫?

 

医薬品のなかには服用後に眠くなるものがあります。寝てはいけない場面で眠くなり、こまった経験があるという人もいるでしょう。また、ふだんから運転している人にとって、服用する薬に眠気がでるかどうかは気になるところでしょう。

 

結論からいうと、トラネキサム酸には「眠気」がでる副作用があります。もし、服用後に運転するのであれば、眠くなる可能性があることは知っておきましょう。ただし、眠気がでる確率は0.1%とかなり低いのです。これは、1000人に1人の割合であるため、ほとんどの人に眠気がでないともいえるでしょう。

 

>>副作用|吐き気や下痢、眠気が出る場合アリ

 

つまり、トラネキサム酸を服用したからといって運転を控えるほどの危険性はないのです。とはいえ、眠気がでる可能性がまったくないともいえません。もし、運転中に急な眠気におそわれたら、路肩などに車をとめて休憩するなどして安全を確保しましょう。突然の異変にきちんと対処できるのであれば、あまり深刻に考える必要はないでしょう。

 

注意したい併用医薬品とは?

 

これまで解説したように、トラネキサム酸の成分自体が運転に悪影響をおよぼすことはありません。しかし、問題があると考えられるのは、ほかの医薬品を併用しているケースです。トラネキサム酸が処方されるのは、風邪でのどの痛みや腫れがあるときなどです。そういった風邪の症状では、ほかの医薬品も一緒に処方されることが多いのです。

 

医薬品名

効果

添付文書に眠気記述あり/なし

アスベリン

咳止め

あり(0.1~5%)

アストミン

咳止め

あり(0.1~5%)

フスコデ

咳止め

あり

メジコン

咳止め

あり(5%以上)

レスプレン

咳止め

なし

アンブロキソール

喉の炎症を鎮める

なし

エンピナース

喉の炎症を鎮める

なし

ムコダイン

咳止め、痰切り、鼻づまり

なし

 

上記の表は、風邪の治療薬としてトラネキサム酸と同時処方される医薬品をまとめたものです。あらためて見ると、眠気がでる医薬品が多いことがわかります。つまり、トラネキサム酸とそういった医薬品を併用した場合、併用する医薬品によっては眠気がでるリスクが高まるともいえます。

 

なお、風邪をひくと発熱などの影響で体力がうばわれやすくなります。その結果、眠くなることもありますし、そこに薬の眠気がくわわれば、眠気がさらに強まることもあります。このような状態での運転はひじょうに危険です。リスクを避けるためにも、体調が回復するまで運転は控えたほうがよいでしょう。