トラネキサム酸は子供が服用しても安全?

 

成人がトラネキサム酸を服用するなら、750~2000mgを服用が望ましいとされています。しかし、子どもに服用させたいと考えた場合「適切な量はどのくらい?」とか「そもそも服用して大丈夫?」などといった不安があるかもしれません。また、そばかすで悩んでいる中高生にも、トラネキサム酸は効果を発揮するのでしょうか。

 

ここからは、そういった疑問の答えについて紹介していきます。

 

トラネキサム酸を服用できるのは何歳から?

 

そもそもトラネキサム酸は子供への服用が認められているのでしょうか。その答えは「子供も服用できる」です。トラネキサム酸は喉の痛みや炎症といった症状を改善する効果があります。さらにトラネキサム酸は副作用が少なく安全であるため、医薬品へのリスクが高い子どもであっても積極的に処方できるのです。

 

とはいえ、子どもに使用されるのは、オレンジ風味で甘い「トランサミンシロップ」です。トラネキサム酸の錠剤が処方されることは少ないでしょう。

 

年齢

1日あたりの服用量

0~1歳

200mg

2~3歳

150~350mg

4~6歳

250~650mg

7~14歳

400~1000mg

15歳以上

750~2000mg

 

上記をみるとわかるように、トラネキサム酸の服用量は年齢別にことなります。成人と同様に、服用量には幅をもたせてあります。なお、15歳以上になれば、成人とおなじ量のトラネキサム酸を服用することになります。

 

年齢別でみると「0~1歳」での服用量のめやすがあることから、トラネキサム酸はすべての年齢において服用可能であることがわかります。

 

小学生や中学生、高校生のそばかす改善にトラネキサム酸は効果がある?

 

そばかすの症状は、雀卵斑(じゃくらんはん)と呼ばれ、ほほから周辺にかけて色素沈着がこまかくあらわれる状態のことをさします。そばかすが子どもにあらわれるのは、6歳くらいからといわれています。そばかすは一見、シミや肝斑と発生する場所・見た目が似ています。そのため「トラネキサム酸でも効果があるのでは?」と考えてもおかしくないですが、実際はそう単純ではないのです。

 

シミとそばかすでは発生原因がちがう

 

シミとそばかす、このふたつの症状はひじょうに似ていますが、原因はそれぞれ違います。シミや肝斑は紫外線やホルモンバランスの乱れから起こるとされ、後天的な原因だと考えられています。いっぽう、そばかすの原因は遺伝的要素が強いとされています。つまり、シミ・肝斑対策用であるトラネキサム酸では、そばかすを改善することはむずかしいでしょう。

 

年齢的な不安もある

 

シミや肝斑があらわれはじめるのは30代くらいからといわれています。すでに成人であることから服用することで生じる問題は少ないでしょう。しかし、そばかすがあらわれるのは、小学生~高校生といった子どもであるため、トラネキサム酸を長期服用することは問題があるともいわれます。トラネキサム酸のように副作用が少なく安全な医薬品であっても、体の機能が未熟な子どもへの負担は大きいと考えられるからです。

 

中学生や高校生がトラネキサム酸をそばかす対策として服用する場合、こういった問題があります。そのため、安易にトラネキサム酸を服用させるのはやめましょう。

 

もちろん、皮膚科などでそばかす治療のために、トラネキサム酸が処方されることもあります。とはいえ、トラネキサム酸だけで効果があるわけではなく、治療にはフォトセラピーやレーザー治療などを組み合わせることが多いのです。人それぞれ効果にも違いがあるため、症状にあわせた治療が必要となります。

 

そのため、トラネキサム酸を服用したからといって効果がでるとはいえません。確実にそばかす治療をしたいなら皮膚科で診察をうけ、もっとも適した治療をおこなうことが大切です。

 

皮膚科での治療をうけることもひとつの手段ですが、成長することでそばかすが薄くなる人もいます。ただ、30代以降でそばかすが気になっているなら、そばかすだと思っていた症状がシミや肝斑である可能性もあります。そういったケースならトラネキサム酸によって改善する可能性は高いため、一度試してみることをおすすめします。