トラネキサム酸を服用して白髪が増えることはある?

 

トラネキサム酸はシミや肝斑対策、美白を目的として服用されることもある医薬品です。トラネキサム酸を服用するとメラニンが蓄積されにくくなるのは、プラスミンを阻害してメラノサイトを弱めるという作用があるからです。

 

ただし、この作用によって「白髪になるのでは?」と不安を感じる人も少なくないようです。ここからは、トラネキサム酸の作用が白髪に影響するのかを見てみましょう。

 

トラネキサム酸の作用は髪の毛に影響する?

 

髪の毛が黒さを保てるのは、メラノサイトからメラニンがでているからです。トラネキサム酸には、プラスミンを阻害してメラノサイトの働きを弱める作用があるため「白髪になるのでは?」という疑問が生じてしまうのでしょう。

 

たしかに、トラネキサム酸にはプラスミンを阻害する作用があります。しかし、その作用が影響するのは一部のメラノサイトだけであり、メラノサイトすべてに影響をあたえることはありません。たとえば、シミや肝斑がある場所に存在するメラノサイトは、異常な活性化がみられます。これは、女性ホルモンの乱れなどが原因と考えられており、トラネキサム酸が作用するのは、通常とはことなる活性化したメラノサイトだけに限定されているのです。

 

仮に、トラネキサム酸の作用が髪の毛にまでおよぶと考えた場合、体中のメラノサイトが影響を受けることになります。つまり、肌の色素にまで作用することになり、皮膚も真っ白になってしまうということです。しかし、そうならないのは、トラネキサム酸の作用が限定的であることの証明であり、じっさいにそうしたケースは報告されていないのです。

 

これまでの解説してきたように、トラネキサム酸が効果を発揮するのは、メラノサイトが異常に活性化した箇所だけです。副作用によって髪の毛が白くなることはないため、心配する必要はないでしょう。